
そんなときには、夜空を見上げてみましょう。
そして、深呼吸…。寝る前のひと時に、穏やかな気持ちになりたいと思ったならば、この本を読んでみてください。
よぞらをみあげて |
■作者 ジョナサン・ビーン
■絵 ジョナサン・ビーン
■発行所 株式会社ほるぷ出版
■日本での第1刷 2009年2月
この物語の主人公は、三人兄弟の一番上の女の子。
「おやすみなさい」をしたあと、なかなか眠れない女の子は、風に誘われて起き上がります。
物語の後半、
女の子が目にしたシーンがページいっぱいに広がる場面が圧巻です。心がハッとするほど美しいイラストに、胸がぐっと開いたような感じになることでしょう。
皆さんも、子どもの頃は、よく夜空を見上げていませんでしたか?
大人になると次第に、そのような機会が少なくなりますね。
『よぞらをみあげて』は、眠れない夜に、夜の景色を眺めてみたら、心が洗われる気持ちになれるのでは? と思える本です。
あたたかなタッチのイラストで描かれるファミリー像に、心が癒される絵本です。
『よぞらをみあげて』/ジョナサン・ビーン
眠れない夜は、起きて心を落ち着かせましょう
(ただし、慢性的な不眠症の場合は、適切な対策が必要になります)
時々、眠れない夜ってありますよね。
気がかりなことがあったり、翌日に楽しみなイベントなどに行く予定があったりすると、なかなか寝つけなくなるものです。
何らかの刺激で心が興奮しているときには、心を落ち着かせることが大切です。
眠れない夜は、布団から出てみるのもひとつの手。
部屋の灯りは、蛍光灯の白い光ではなく、暖色の灯りをつけてゆったりと過ごします。電球光のような暖かな色の光は、副交感神経をONにするメラトニンというホルモンが分泌されやすくなります。
副交感神経は、心と体をリラックスさせる働きをする自律神経です。
日中は、身体の活動を活発化する交感神経が働いていますが、夜は副交感神経の働きが優位になり、呼吸や心拍数を下げて体や心をラックスさせます。
夜空を見上げる行為も、心をリラックスさせると言われています。キラキラゆらめく星のまたたきも、心を癒してくれますね。
眠れない夜は、窓からそっと夜空を眺めてみるのもいいものです。
あなたの心に、絵本が寄りそってくれますように♥