心に灯った想いを言葉にし、誰かに届けていくための習慣について綴ります。
この記事は、「心に灯をともす、3つの習慣」シリーズの最終回です。
心に灯った想いを、言葉にし、誰かに届けていく。
それは特別な人だけのものではなく、
誰の中にもある、小さな力なのだと思います。
これまでこのシリーズでは、
「心に余白を取り戻すこと」、
次に「キャリアを編み直すこと」について綴ってきました。
(> 【心に灯をともす、3つの習慣】その1|心に余白を取り戻す)
(> 【心に灯をともす、3つの習慣】その2|キャリアを編み直す)
余白の中で見えてきたものを、
一つひとつ見つめ直し、意味を与えていく。
その先にあるのが、
「想いを言葉にしていく」という時間です。
この記事では、
【心に灯った想いを言葉にし、誰かに届けていくための習慣】について綴ります。
「心に灯をともす、3つの習慣」シリーズの最終回です。
書くことで、自分の輪郭を取り戻していった過去

始まりは、何者でもなかった私が綴った、ささやかな言葉でした。
書くことで自分の輪郭をなぞり、
やがてそれを「仕事」へと変えていった、あの頃の心の軌跡を振り返ります。
仕事として「誰かの期待」に応えるうちに
わたしが「書くこと」に惹かれたのは、
何かを上手に伝えたかったからではありません。
うまく言葉にならない感情や、
心の奥に沈んでいる想いを、
少しずつ確かめるように書いていたのだと思います。
はじめは、友人と始めた小さなメルマガでした。
読んでもらえるかどうかもわからないまま、
それでも、自分の感じたことを言葉に置き換えていきました。
その作業を繰り返すうち、
見失いかけていた自分自身の輪郭が、少しずつ形を取り戻していく感覚がありました。
その後、単行本のリライトを請け負うようになったのを機に、
ライター・編集者として働くようになりました。
言葉を整え、届けることは、
いつしか、大切な仕事になっていきました。
しかし、仕事として「誰かの期待に応える言葉」を優先するほどに、
自分の声は、すこしずつ遠くなってしまったのです。
遠回りの先で、「届けたい言葉」が変わっていった

編集の仕事を辞めたあと、
待っていたのは、数々の試行錯誤の日々でした。
「これから先、私は何を書いていきたいのだろう」
そんな問いを抱えながら、立ち止まり、迷い、ときに遠回りをする繰り返し。
けれど、その停滞した時間があったからこそ、ようやく見えてきたものがありました。
立ち止まった時間が、言葉を「光」に変えていった
かつてのわたしは、「役に立つ言葉」を書くことこそが正解だと思っていた気がします。
正しくて、有益で、誰かの課題を解決するような言葉。
でも今は、読んだ人の心に、そっと小さな灯りがともるような言葉を届けたい。
すぐに答えを出して急かすのではなく、読んだあとに少しだけ呼吸が深くなるような言葉。
強く背中を押すのではなく、「そんな時間があってもいいんだよ」と、静かに隣に座るような言葉……。
そうした「心の居場所」を模索していったとき、
わたしは自然と「絵本」という場所にたどり着いていました。
言葉は、小さな灯を手渡していくもの

絵本には、あふれるほどの言葉はありません。
けれど、削ぎ落とされた短い言葉の中に、
人生を支えるような静かな力が宿っていることがあります。
今は、「心に灯がともる言葉」を書きたい
忙しい毎日の中で、
自分の気持ちがわからなくなってしまったり、
走り続けるうちに、心が置いていかれそうになってしまったり。
そんな日は、誰にでもあるのかもしれません。
そんなとき、ふと開いた一冊の絵本の言葉が、
心にやさしく触れる瞬間があります。
だから今のわたしは、
「言葉を書く」というより、
誰かの心に「小さな灯」をそっと届けるような気持ちで、
「大人のための絵本棚」を綴っています。
編集者として言葉を磨いてきた時間も、
キャリアコンサルタントとしての視点も、
すべては、誰かの日常に静かに寄り添うためにあるのかもしれません。
あなたの中にも、灯せる言葉がある
「心に余白を取り戻すこと」
「自分の歩みを編み直すこと」
「その中で見つけた想いを、言葉にしていくこと」
この3つは、
決して切り離されたものではなく、
ひとつの大きな流れとして、静かにつながっているのだと思います。
言葉にすることで、見えてくる景色がある
言葉は、特別な誰かだけのものではありません。
日々のなかで感じたことを、
小さくても、自分の言葉で確かめていくこと。
その積み重ねが、
これからの自分を支える「灯(ともしび)」になります。
今、わたしは「絵本」という窓から、
世界や心を見つめ直しています。
この場所で紡ぐ言葉が、
あなたの日常にも小さな灯をともせたなら、
これほど嬉しいことはありません。

もし今、あなたの心の中に、小さな引っかかりや消えずに残っている想いがあるのなら。どうかそれを、そっと言葉にしてみてください。
すぐに答えにならなくても、今は意味がわからなくても大丈夫。言葉にすることで、はじめて見えてくる景色があります。
その想いの火を消さないように、静かに、大切に育てていってください。その灯はきっと、いつかあなた自身を照らしてくれるはずです……。
📖自分の輪郭をなぞり、
心に小さな灯をともしていく……。
「あなたが、あなたであること」
その本当の意味を教えてくれる絵本です。
こちらの記事で詳しく綴っています。
お時間のあるときに、ゆっくりと開いてみてください。
そっと寄り添ってくれる絵本たちを、
テーマごとに紹介しています。
